猫のアルバム:1

こんなことまで始めてしまった
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尾陽神社でガイドのアルバイトをしてた野良猫クン。

私と猫との付き合いは小学校の低学年まで遡る。
その頃、名古屋市北区の社宅に住んでいた我が家で猫を飼うことになった。
なぜ飼うことになったかという初歩的な質問には今となっては答えられない。
とにかく、その時の猫が我が家で飼う初めての猫というか動物だった。
猫は名前を「ミイ」といった。ごくごく普通のトラ猫だった。
ミイは我が家の3回の引越しにも耐えて、最後までついて来てくれた。
高校2年生の夏、ミイは東京の大田区の隣の家の庭で死んでいた。
その時14〜5歳だったはずだ。そして庭に埋めてやった。

それから10数年後、結婚して1〜2年目の冬に次の猫を貰って来た。
友人の家で生まれたその猫は貰い手がなかったのか最後まで残っていた猫だった。
名前はM美が「トム」とつけた。ガチャメで色の黒いシャム猫だった。
この猫も3回の引越しにも耐えて、最後は今住んでいる家で死んだ。
最後まで決められたトイレに行って、健気にもヨレヨレになりながら
段差のあるトイレに昇り降りしていた。15歳という高齢だった。
最後に日は忘れられない。徹夜で見取って最後は私の手の中で死んでいった。
ミイとトム。今でも私の心の中で2匹は仲良く飛び回っている。

猫は人間からエサを貰う代わりに媚びを売るという
本来、家畜(家で飼われた動物)なら持っているはずのDNAが欠落しているのか、
こんな当たり前のようなことが上手くできないときいている。
人間に懐いているようで基本的には人間と距離を置こうと思っている節が見受けられる。
そして猫は1日に何回か散歩に出かけ、自由な自分を確認しないと落ち着かない。
そして同じ町内に住む同士とも仲間ともいうべき猫達とのコミュニケートを大事にする。
どんなに忙しくても情報交換と確認という行為は止めない。
長く飼っていた飼い猫でもある時、突然フッといなくなることがあるという。
我が家で飼った猫にはそういうのがいなかったので定かではないが。
そういう時の猫の精神構造はどうなっているのだろうか。

猫は人通りの少ないトコロ、特に神社と寺院を基本的に好む生き物のようだ。
そんな中、寺院で見かける猫はきっとお腹が空いてる奴だ。
人のいい住職家族にすがってエサを貰う魂胆みえみえでこっそりやって来る。
それにも増して神社には猫がツキモノだ。
こんなことを言うと何か決めつけているようで嫌なんだがヤッパリそう思う。
朝日の浴びた祠の前で願い事でもしているのか、じっとしている猫をよく見かける。
エサのない神社で何をしているのか判らないが、とにかく猫は神社が好きだ。
神社にいる猫はナントも生き生きとしている。

猫の写真を撮りたくなって、街に出てみたところで簡単に撮れるモノではない。
無意味に歩き回わったところで、猫はそう簡単には見つからない。
かと言って、用心深くて夜にならないと出てこないという訳でもない。
日の登る早朝から日が沈んだ真夜中までヤツ等は堂々と歩き回っている。
猫とはそういうモノだ。
猫は実によく人を観察している。見ていないようでちゃんと見ている。
そして、猫には大事な人とそうでない人との区別がつくらしい。
ただの猫好きが声を掛けても猫は応じない。距離を保ってジッと見ている。
猫は猫自身が興味のある人じゃないと目を輝かせない。

猫にとっての大事な人がどんな感じの人なのか、少なくとも私は知らない。
しかし、私が猫の写真を撮ろうとしている時、こういうことがあった。
私が周りに御構いなしに能古に向けてカメラを構えていると、
通りかかったその人は私が撮影中だったので、遠慮して黙って通り過ぎようとした。
その瞬間、私の被写体である猫の目がその人の動きをジッと追い掛けているのが判った。
猫の身体に一瞬緊張が走ったと思ったら、
次の瞬間、その人の足許に甘えながら擦り寄っていく猫が見えた。
そう、猫とはやっぱりミステリアスな生き物なのだ。
気品があって気高く、それでいてちょっと弱味を見せると強引で、
まるで高級コールガールのようで、私を悩ませる。
そんな猫だから、会えるのはそれこそ神の思し召しがあったればこそ。

という訳で、
街を散策中に見かけた猫ちゃん達の写真を皆さんにも見ていただこうと思う。
私と猫達との目くるめきヒトトキを御一緒に御享受くだされば幸いです。

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猫のアルバム1:デジカメを持って散策し出して初めて撮った記念の写真。
神社の塀の上でジッと私を見詰めていた黒猫ちゃん。
(中区・三輪神社)
可愛さ度:★★★★★
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猫のアルバム2:この黒猫は私が近づいても全然動じずガンを飛ばして睨んでいた。
ひょっとして、この地域のボス的存在の猫かも知れない。
(中区・深島神社)
可愛さ度:★★★★★
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猫のアルバム3:猫が近づいて来るのを発見した私はカメラを構えて待っていた。
そしたらどうだ、私の存在など眼中にないという感じで横を素通りしていった。
(中区・大須商店街)
可愛さ度:★★★★★
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猫のアルバム4:猫が神社を好きだということを私に教えてくれた猫。
楽しんでいたところをちょっと驚かせてしまって、ご免。
(千種区・城山八幡宮)
可愛さ度:★★★★★
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■猫のアルバム5:どこにいるのか判らないかも知れないが、
よく見ると子猫がこっちを見てた。
2つ並んだ青い空き缶入れの左側、小さな瞳がジッと見ていた。
(熱田区・断夫山古墳)
可愛さ度:★★★★★
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猫のアルバム6:神社で遊んでいた猫の後を追ってココまで来たら、
振り向きザマに「もう、いい加減にしろよ」と言われてしまった。
(瑞穂区・神之内八幡社界隈)
可愛さ度:★★★★★
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猫のアルバム7:日曜日の朝、熱田神宮の南門の前にある喫茶店。
モーニングのパンをくれる優しいお客をひたすら待つ猫がいた。
(熱田区・熱田神宮界隈)
可愛さ度:★★★★★

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オマケの猫:寺の境内を散策中に併設されている高蔵幼稚園の方で猫を発見。
しかし、それ以上近づけなかったので、はいそれまでよ。
(熱田区・雲心寺)
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by tomhana0904 | 2006-11-27 07:00


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